今日は、1・2年生にとっては夏休み前の最後の授業でしたが、3年生は来週まで補充授業があります。その間、懇談あり、文化祭のクラス練習あり、そして、進学講習も続きます。
放課後は予備校で机に向かうのが習慣になった生徒も多いようですが、苦手科目を克服するために、そういう場を持つこともいいでしょう。でも、塾通いをしていない人も不安になることはありません。自分のペースで着々と最後まで勉強し続けた人が成功したケースも多いのです。そんな人はぜひ、学校の講習を利用して下さい。
右表は夏の講習一覧です。今からでも間に合うものもあります。また、秋からももちろん土曜日や平日の8限目に実施されます。
入試問題の演習が多いと思いますが、夏休みには必ず志望校の過去問題をやっておくのが大切です。今は出来不出来に拘泥する必要はありません。どういう力を試されるのかを見極めてほしいのです。意識が高まり、自分の勉強のやり方を見直すきっかけになります。
さて、7月にはこんな行事がありました。
「国際理解教養講座」です。シャプラニールという国際協力NGOの方を招いて、ネパールやバングラデシュの、教育を受けられず、幼い頃から低賃金で働かされる子供たちの様子をお聞きしました。
高校生にもできる国際協力の1つは、上記のような国の「文化を学ぶ」ことだとおっしゃっていました。海外に行かなくても国際協力は可能なのです。
すべての物事のスタートは「関心を持つこと」そして「知ること」だ、と私も思います。生徒たちには、今はじっくりと多くを学び、自分が何をできるのか、何がしたいのか、そのためにさらにどういう能力を身につけるべきなのかを見極めてほしいものです。
7月は別れと再会の月でもありました。
昨年から本校に留学していたマルユッカさんがフィンランドに帰国しました。9日の学年集会では流暢な日本語で、お別れの挨拶をしてくれました。
マルユッカさんは、来日前の2年間、独学で日本語の勉強をしていたそうですが、千里へ来たとき、すでに日本語の会話が可能でした。あまりによどみなく話すのに驚いてしまったのが、忘れられません。フィンランドからは、過去3名の留学生がやってきましたが、みんな優秀でした。そして、遠く、それほど日本との関わりも深くはなさそうな国の若者が、日本に関心を持ってくれるのもうれしいですね。
ムーミンとサンタクロースとオーロラの国、遠いと書きましたが、ヨーロッパの中では日本からの距離は案外近い国です。また、機会あれば訪ねていきましょう!
もうひとつ、再会というのは、米国や伊太利亜へ留学していた47期生4人の帰国です。7月末、もしくは8月から、国際文化科のそれぞれのクラスに復帰します。それぞれに語学力はもちろんのこと、貴重な経験をしてきたことでしょう。ぜひ、いい刺激を受けてください。
大学へ行ってから留学する人も多いのが、さすが千里生と思うことです。47期生もまた、これから多くの人が世界で活躍することを期待します。
その力をつけるためにも、今は勉強です!夏の成果を祈ります。8組担任